猫好きなのに、猫アレルギーの人って多いと思います。
私もそうです。
クローネを飼うまでは、猫を触っただけで涙と鼻水が止まりませんでした。
でも、クローネを迎える際にしっかり対策をとったおかげで猫アレルギーの症状が緩和されました。
そんな実体験のお話です。
我が家で行った対策をまとめたので、猫アレルギーだけど猫を迎えたい人はぜひ参考にしてみてください!
私のアレルギー事情と猫への愛
幼少の頃、実家で動物を飼うことを禁止されていました。
きょうだい全員がアレルギー体質だったからです。
(それ以外にも理由はあったみたいですが……)
私はアトピー性皮膚炎とアレルギー性鼻炎が特にひどく、花粉やハウスダストにものすごく反応していました。
小さい頃から動物が大好きな私は、2歳の頃から道端で猫と寝転んでみたり、猫のいるお家に遊びに行ったり、猫と触れ合ってきました。
猫アレルギーに気付く
猫アレルギーに気付いたのは大学生の時。
ひとり暮らしで自由になった私は、猫カフェにハマりました。
特に保護猫カフェの子たちは沢山遊んでくれるので、何度通ったことか。
また、旅先に猫と触れ合える施設があると絶対に行っていました。
(余談ですが新婚旅行で九州へ行った際にも猫カフェに行ったくらい猫好きです。)
そんな楽しいひと時を満喫していましたが、あるとき、
目、かゆい!
涙めっちゃ出る!
鼻水止まらない!
あれ、これってアレルギー?!
病院に行って検査してもらって、この時初めて猫アレルギーが発覚したのです。
それでも猫と暮らしたい
幼少の頃からの夢だった、猫との暮らし。
将来は絶対猫と暮らす!と決めていたので、夫と相談し、
飼うならきちんとアレルギー対策をして、
耐性をつけていこう!
という話にまとまりました。
もちろん、一度迎えたら一生手放しません。
アレルギーが酷くなったから、家族にアレルギーが出たから手放す、なんて考えには全く賛同できません。
その為に、まずきちんと猫アレルギーに向き合ってみました。
猫アレルギーについて
猫アレルギーって、そもそもどんなものか知っていますか?
単純に猫に触れたらアレルギーが出るわけではないのです!
猫アレルギーの原因
アレルギーとは、「あるものに対して過敏に反応する状態で、免疫反応が関係するもの」だそうです。
猫アレルギーは、「猫から分泌されるタンパク質」に対して過敏に反応し、アレルギー反応がおこっているそうです。
猫アレルギーのアレルゲンは「Fel d」という名前のタンパク質で、
- 猫のふけ
- 猫の汗
- 猫の唾液
- 猫の涙
- 猫の黄門線分泌液
に主に含まれているそうです。
猫の毛によってアレルギー反応がおこっているのかと思っていたわ!!
その考え、半分正解です。
私も勘違いしていましたが、グルーミングをした際に猫の毛に唾液がついて、私たちはそれにアレルギー反応を引き起こしているようです。
アレルゲンは、猫の毛ではなく唾液に含まれている!
猫アレルギーの症状
症状は主に大きく分けて5つあるそうです。
- 目:痒み・充血
- 鼻:くしゃみ・鼻水・鼻づまり
- 喉:せき・違和感・痛み
- 皮膚:痒み・赤み・腫脹・蕁麻疹
- その他:呼吸が苦しい・喘息・アナフィラキシーショック
私は目、鼻、皮膚にかなり症状が出るタイプです。
アレルギー症状がひどい時は、我慢せず病院へいきましょう!
我慢して長引かせる事ほど無意味なことはありません。
猫アレルギーの治療法・対策
猫アレルギーの対策として、主にできることは3つあります。
- 抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬に頼る
- 減感作療法を行ってみる
- 猫アレルギーと上手に付き合ってみる
私は、3つ目の猫アレルギーと上手に付き合っていく方法を選びました。
抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬に頼ってみる
花粉症の人は飲んでいると思います。
抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬は、今出ている症状を和らげる効果があります。
現状ではアレルギーに対する最も一般的な治療方法なので、最も多くの人が行っている治療です。
私はアトピー性皮膚炎でこの治療方法を行っていました。
(猫アレルギー対策したら相乗効果でアトピーなどのアレルギーも治まってきています。)
病院でしっかり相談し、自分に合った薬をだしてもらいましょう。
注意すべきなのは、今出ている症状を和らげるだけなので、「根本的なアレルギー体質の治療にはならない」という事です。
あくまで対症療法ということを理解しておきましょう!
減感作療法をおこなってみる
減感作療法とは、その患者さんのアレルゲンをほんの少しずつ体内に入れ、徐々に増やしていくことでそれに対する過敏な反応を減らしていこうという治療法です。 花粉症などのアレルギー性鼻炎や気管支ぜんそくなどの病気に対して行われています。
あまり一般的ではなく、おこなっている病院も限られます。
こちらも病院とよく相談するのが良いと思います。
猫アレルギーと上手に付き合ってみる
私が選んだ方法はこれです。
様々な方法がありますが、私のような一般家庭でも実践できることをまとめてみました。
- 寝室には入れない
- 定期的なブラッシング
- 部屋を清潔に保つ
- 猫本人(本猫?)を清潔に保つ
- 猫のベッドやトイレをこまめに掃除
- 空気清浄機・加湿器導入
- 手洗いうがいの徹底
猫アレルギーと共存し、いかに症状を押さえ込んでいくか。
様々な方法を実践してみました。
猫アレルギー対策で実際に行った対策
アレルギーと上手に付き合うことを決め、実際に調べた対策を片っ端から行いました。
一般家庭でできる方法なので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
寝室には入れない
ずっと猫と一緒に寝るのが夢でしたが、断念。
昼間にうっかりクローネが寝室に侵入した日は、鼻水が止まりませんでした。
寝室に入れないことによって、寝具への毛の付着を防ぎます。
寝る時はおよそ6時間以上も寝室にいるので、寝室を清潔に保ってアレルゲン対策しましょう!
アレルギー対策をおこなって2年、現在は夜も一緒の布団で寝ても平気になりました!
私の体調が悪い時は猫アレルギーが出てしまうので、そういう時は寝室には入れないようにうまく対策しています。
定期的なブラッシング
グルーミングによって唾液のついた毛が、抜け毛として部屋を舞います。
それを私たちが吸うことによってアレルギー反応を起こしてしまいます。
しっかりとブラッシングをして、抜け毛を未然に防ぎましょう。
長毛種は特に抜け毛が多いので、うちでは毎日ブラッシングを1〜2回おこなっています。
猫はグルーミングの際に抜け毛を飲み込み、毛玉としてお腹に溜め込んでしまいます。
それを防ぐ為にもブラッシングは重要です!
ブラッシングは双方にとってメリットがありますね。
部屋を清潔に保つ
クローネが来てから部屋の掃除を毎日するようになりました。
長毛種なので、すぐ抜け毛が舞うので1日2回ほど掃除機をかけていました。
流石に毎日掃除機かけるなんて無理!!!!!
そこでルンバを導入しました。
ルンバ、めっちゃ猫の毛集めてくれます。
我が家が購入したのは上記のe5です。
目に見えて床に落ちる抜け毛が少なくなりました!
猫の抜け毛対策にオススメなルンバの比較記事も書いているのでこちらもご覧ください!
掃除時間の時短にもなるので、ルンバはまじでオススメです!(ズボラより)
猫本人を清潔に保つ
3〜4ヶ月に1回程度、シャンプーをしています。
本当はもう少しシャンプーの頻度が増やせるといいのですが、クローネはシャンプーが大嫌いでストレスになってしまうので、この程度になっています。
シャンプーすることにより抜け毛とアレルゲンが落ちるので、付着したアレルゲンを減らすことができます。
ちなみにクローネはよくおしりにウンチョスをつけるので、おしりだけチャンプーすることが多いです。
シャンプーして清潔を保ち、アレルゲンを減らしましょう!
シャンプータオルなどもあるので、苦手な子はこういう物も検討してみてはいかがでしょうか。
(クローネはこれさえも嫌がります。)
オススメのシャンプーはこちら
シャンプーは毎回、ヤるか(洗うか)ヤラれるか(引っ掻かれるか)のデスマッチです。
猫のベッドやトイレをこまめに掃除
猫がいつも寝ているベッドや、お気に入りの毛布にはアレルゲンが大量についています。
適度にお洗濯やお掃除をしてあげましょう!
Fel d というタンパク質は尿にも多少含まれるそうなので、トイレのお掃除もこまめにすると良いようです!
猫トイレは、洗いやすいようにパーツの少ないものがオススメです。
猫は綺麗好きです。
愛猫に喜んでもらう為にも、トイレやベッドは清潔にしてあげましょう!
空気清浄機・加湿器導入
加湿器で部屋の湿度管理をして、乾燥を防ぎました。
アレルギー体質の人は皮膚の乾燥によって悪化する人もいます。
私的には加湿器は効果抜群でした!
オススメ加湿器はこちら。
アイリスオーヤマ、余計な機能を省いて実用的な機能ばかりなのと、良心的なプライスなので私は大好きです。笑
空気清浄機は、オススメするならシャープのプラズマクラスター一択です。
花粉症対策で元々使っていましたが、本当に空気がきれいになります。
鼻のムズムズがなくなるのでオススメです。
リビングに置くなら大きめの物を選びましょう。
(我が家は空気清浄機2台置いてあります。笑)
空気清浄機と加湿器は、猫アレルギー対策だけではなく様々なメリットがあるのでぜひ導入しましょう!
手洗いうがいの徹底
クローネを触ったら、そのあとすぐに手洗いうがいを徹底していました。
やはり初歩的なことですが、手洗いはとても大切です。
クローネを触った手で目を擦ったら一発アウトなので、かなり気を遣っていました。
※耐性がついてくるまでは、お風呂上がりのお世話は全て夫に任せていました。
その分猫じゃらしで遊んであげたり、沢山話しかけたりしました。
触ったら手洗い!
これが一番お金のかからない対策!
猫アレルギーが徐々に軽減してきたことを実感
最初はブランケットの上から抱っこ。
近くに居ても、あまり顔を近づけないようにしていました。
体調の悪い時はマスクで対応。
段々と免疫がついてきた?のか、顔を近づけてもアレルギー反応が出なくなってきました。
昼間に寝室に入れても、夜にアレルギー反応が出なくなり、今では顔をペロペロスリスリされても大丈夫に!!
クローネが来て4ヶ月経った頃から、アレルギーが軽減されていると実感し始めました!
いまだに体調が悪い時はアレルギー反応が出ます。
アレルギーがあるから飼えないかも、と諦めていた昔の私に言ってあげたいです。
しっかりアレルギー対策をすれば、あなたは猫と幸せに暮らせるよ!
最後に
私の場合は、他のアレルギーより猫アレルギーの症状が軽いのが幸いしたのかもしれません。
病院に相談したり、家族に相談したり、自衛していくのが一番です。
しっかり知識を持って、猫アレルギーの運命に抗っていきましょう!!
※アレルギーには個人差があるので、しっかり病院と相談していくのをおススメします!